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代表挨拶

Message

一般財団法人 視覚健康財団

代表理事

​島﨑 潤

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 1975年に創設された「一般財団法人 白内障研究所」を母体として、2019年に改称された「一般財団法人 視覚健康財団」を2020年9月23日より引き継ぐことになりました島﨑です。

本財団は、大きく分けて以下の3つの目的を有しています。

  1. 眼疾患の調査、研究、治療法の開発とその支援

  2. 上記項目の達成のための医療従事者および一般向けの啓発・教育

  3. アイバンク活動

 眼を取り巻く環境は、この数10年で大きく変化しています。パソコンやタブレット端末の普及などにより視覚情報への依存は急増し、それに伴ってブルーライトなどの光障害に対する関心も高まっています。一方で、眼疾患に関する研究の進歩も著しく、ひと昔前は不治といわれていた疾患の治療も可能となっている例も少なくありません。本財団は、これらの社会的・医学的変化に対応し、医療従事者や研究者と一般の方々をつなぐ活動を広めていくことで社会の福祉に貢献したいと考えています。

 もう一つの活動の柱であるアイバンクは、全ての臓器移植の中で最も古い歴史を持つ角膜移植を支える事業です。わが国には54のアイバンクがありますが、必要なドナー角膜の慢性的な不足は深刻で、アメリカなど外国の支援を仰ぐことを余儀なくされています。このドナー不足の最も大きな要因は、アイバンクを取り巻くシステムの機能不全にあります。社会に対する啓発活動も重要ですし、ドナーの方と角膜移植を必要とする患者さんをつなぐ人材の育成も欠かせません。これまでは善意の方々のボランティア精神によってかろうじて支えられてきたアイバンク活動を活性化させ、お亡くなりになるお一人お一人の遺志を反映できるシステムを作っていきたいと考えています。幸いにして2020年7月には、当財団は厚生労働省よりアイバンクの許可を取得し、10月より眼球あっせん業を開始することができました。今後は、他アイバンクや医療機関との連携を強めて活動を拡大する予定です。

 本財団は社会と眼科医療の架け橋として、眼の健康を応援するためのさまざまな活動に取り組んでまいります。今後ともご指導ご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

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